外壁材〜サイディング、塗り壁、タイル
外壁材とは、その名の通り、家の外壁に使われる建築材料のことです。
外壁の選択を間違えたり、外壁の手入れが悪いと、建物の耐久年数が落ちて、多額の修繕費が必要になることがあるので、不動産投資をする上で、外壁材について知っておく必要があります。
というわけで、ここでは外壁材の種類について解説しています。
さて、外壁材ですが、主にサイディング、塗り壁、タイルがあります。
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サイディングとは?
サイディングとは、わかりやすく言うと、以下のような「パネル」です。
これを家の周りに貼り付けていくような感じです。
サイディングは工場で大量生産されるので、品質が均一で、比較的低価格で、外壁材の主流となっています。
サイディングの種類
サイディングは材質によって、窯業系サイディング、金属系サイディング、木質系サイディングに分類できます。
・窯業系サイディング
セメントに木片などを混ぜて、強化してプレス成形で板状にしたものです。
・金属系サイディング
スチールの板などを表面に、裏に断熱材を入れたものです。
・木質系サイディング
天然木などを塗装したものです。
サイディングの寿命
材質・管理状態で大きく変わってきます。
窯業系サイディングは、5〜7年でシーリングの打ち替えなどを、管理状態によって異なりますが、7〜8で再塗装が必要といわれています。金属系サイディングはサビないかぎり、腐食する可能性が低いですが、サビの発生を防ぐために10〜15年を目安に再塗装した方がいいと言われています。
ちなみに、サイディングは、20〜25年程度で、「全体的に」見直す必要があるといわれています。割れ、汚れ、さびの点検、シーリングの打ち継ぎをチェックするようにしましょう。もちろん、住んでいる地域差、手入れの度合いによっても、年数は変わります。
またサイディングの厚さは最低15mm以上ないと、不都合が多いとのことです。
塗り壁とは?
塗り壁とは、セメントや水などを混ぜて、作ったモルタルを下地にして、漆喰、珪藻土を塗装する方法です。仕上げの方法によって色々なデザインになります。以下のような外壁の家を見たことがありますよね。これが塗り壁です。
塗り壁の寿命
3〜5年程度で亀裂が見えることもあり、その場合は、部分的な修繕を、7〜10年で部分的な塗り替えや吹き替えを、15〜20年程度を目安に全体的な再塗装をする方がいいそうです。もちろん、住んでいる地域差、手入れの度合いによっても、年数は変わります。
タイルとは?
粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて板状に成形し、焼成した素材。外壁だけではなく、床や内装にも用いられるおなじみの素材です。色落ちや劣化の心配はほとんどないので、基本的にはメンテナンスも不要です。